世田谷区尾山台の訪問歯科は伊東歯科医院
口腔ケアで誤嚥性肺炎予防

●高齢者に多い誤嚥性肺炎とは

飲食物や唾液が食道ではなく、誤って気管に入ってしまったときに、お口の中の細菌が肺に流れ込んで起きる肺炎のことです。「肺炎」は日本人の死亡原因の第3位。
亡くなる人の約9割が高齢者であることが明らかになりました。

●誤嚥性肺炎の主な症状

・高熱(37.5℃以上)が出る
・激しい咳
・膿性痰(黄色いタン)が出る
・呼吸が出る
・肺雑音がする

風邪と間違えて診断されてしまうことに加え、高齢者の場合、表面に出る症状が軽かったり、自覚症状がなかったりすることも多々あります。周囲の人が、小さな変化に気づいてあげることが重要です。

●口腔ケアで誤嚥性肺炎予防

口腔ケアを怠って口の中の細菌が細菌だらけになると、誤嚥性肺炎の発症リスクが高まります。ですので、誤嚥性肺炎を予防するうえで一番重要なのは「口腔ケア」です。

●兆候と発見法

・元気がない
・食事時間が長くなる
・飲みこみに時間がかかる
・食後に疲れた様子を見せる
・体重が徐々に減ってきた
・ぼーっとしていることが多い
・失禁するようになった
・夜間に咳き込む

肺炎とは無関係のような症状が見られる場合でも、肺炎の可能性があります。日常生活の変化に気をつけ、誤嚥性肺炎の発見につなげましょう。

●その他の口腔ケアによって期待できる効果

①唾液の分泌の促進

高齢者や要介護の方になると、噛む力の低下や服用している薬の影響で唾液の量が減ります。唾液は口腔内を清潔に保つ役割がありますので、口腔ケアでお口の中を刺激することで唾液が出やすくします。

②発熱の予防

口腔ケアを行っている人は、行っていない人に比べて発熱の発生率が低くなります。口腔ケアには、発熱のリスクを減少させる効果があります。

③認知症の予防

咬む力が低下すると、認知症の発生リスクが高まることが明らかになっています。歯の残存本数が20本以上の人に比べて、歯がほとんどなく義歯未使用の人の認知症発症リスクは1.9倍という結果が出ています。

④インフルエンザ予防

口腔内の細菌数を減らすことで、インフルエンザの発生が1/10に抑えられたという報告もあります。

⑤心臓病や糖尿病の予防

歯周病菌が血中に入り込むと心内膜炎、心筋梗塞や狭心症など心臓病を引き起こすリスクが高まると言われています。また、歯周病による歯ぐきの炎症で、糖尿病も悪化する相関関係もあります。

⑥総医療費の削減

口腔が健康であれば、歯を失うリスクも低くなります。 自分の歯が残っている本数が多ほど、歯科治療だけではなく総医療費が少なくなると言われています。

●訪問口腔ケアの内容

●口腔ケアで全身の健康を守りましょう

口の中が清潔に保たれ、口腔機能が回復すると、ご飯をおいしく食べられたり楽しく会話ができたりして
また誤嚥性肺炎だけでなく、様々な命にかかわる病気を予防することができます。このように、口腔ケアは、全身の健康を守るためにとても大切です。
高齢者の生活の質を向上させ、いつまでも元気に自分らしく生活してもらうためにも、口腔ケアで清潔な口腔環境を保ちましょう。