世田谷区尾山台の訪問歯科は伊東歯科医院
摂食嚥下リハビリで「食べる楽しみ」を

●摂食嚥下障害とは

食べることやの飲み込むことがうまくできなくなってしまう障害のことです。
食べ物を上手く飲み込めないと食事が取りづらくなるため、低栄養や脱水を起こしたり、食べ物が喉に詰まって窒息したりする危険性があります。
また、高齢者の命を脅かす病気「誤嚥性肺炎」を引き起こす原因にもなります。

●摂食嚥下障害の症状

下記の症状は、摂食嚥下障害の可能性が考えられます。
ご家族や介護者はこれらの症状を見逃さないようご注意ください。

・食事時にむせる、咳き込む
・夜中咳き込むことがある
・喉に食べ物が引っかかる感じがする
・食後に声がかれる
・飲み込むのに時間がかかる
・鼻に飲食物が逆流する
・食事に時間がかかる(1時間以上)
・飲み込んだ後も口の中に食べ物が残る
・発熱を繰り返す
・体重が徐々に減ってきた

●摂食嚥下障害の原因

主な原因は、脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)による麻痺や、神経・筋疾患、また加齢による筋力の低下など。

●摂食嚥下リハビリテーション

口腔ケアは、訓練を行う上での前提条件となります。歯ブラシなどを用いて、口腔内をきれいにして口腔内の衛生状態を改善させます。
専門的な口腔ケアは高齢者の誤嚥性肺炎の発生率を低下させることが報告されています。

①口腔ケア

高齢者や要介護の方になると、噛む力の低下や服用している薬の影響で唾液の量が減ります。唾液は口腔内を清潔に保つ役割がありますので、口腔ケアでお口の中を刺激することで唾液が出やすくします。

②間接訓練

食べ物を使わずに行う訓練です。摂食嚥下に関わる器官(部位)の働きを改善することが目的です。
(例)のどのアイスマッサージ、唾液腺のマッサージ、顔面体操、呼吸訓練

③直接訓練

食べ物を用いて行う訓練です。誤嚥や窒息などの危険があるため、歯科医師の管理下で行います。安全かつ適切な難易度の食事を段階的に進めていきます
(例)嚥下の意識化、食品調整、複数回嚥下、交互嚥下

●いつまでも美味しく楽しく食べるために

年齢を重ねるごとに、人生の中で「食べる楽しみ」のウェイトは大きくなっていきます。つまり、高齢者にとって、「食べること」は、「生きること」なのです。
ご自分の歯で、いつまでも口からおいしく食べることは心と体の健康を保ち、人生をより一層豊かなものにしてくれます。摂食嚥下障害は、高齢者であれば誰もがなりうる可能性があります。

日頃から自分で食事の摂り方や普段の状態に変化がないかをチェックしたり、ご家族や周囲の方々も高齢者の食事の様子を確認したりすることが大切です。

いつまでも安全に楽しく食事を楽しむために、摂食嚥下機能が低下している兆候が見られたら早めに対策・対応を行うようにしましょう。摂食嚥下リハビリで食べる・飲み込む訓練をし、誤嚥性肺炎を防ぎましょう。いつまでもお口から美味しく食べられる幸せを守り続けたいと思っています。